13年使いつづけたWordPress
「WordPressの運用、もう限界じゃない」
「バージョンアップでプラグインが壊れるし」
「アカウントのハッキング被害が広がってるよ」
WordPressは、誰でも手軽にサイトを構築して運用できる無料のメディア運用ツールです。Mogicでは、2010年頃から使い始めてちょうど13年が経過していました。
最初はデザイナーが1名しかいなかった時代であまりにデザインのリソースが足りず、できるだけ誰でもサイトを立ち上げられるように突貫で導入したのでした。
WordPressはテンプレートが豊富で、それをカスタマイズすれば好きなデザインに変更できましたし、何よりコンテンツの管理画面が整っていましたので、ごく簡単に記事を公開できました。
一時期は調子にのって、数十のメディアサイトを運用していたこともあります。しかし、次第にWordPressの手軽さがゆえのデメリットが出てきました。
バージョンアップに耐えきれず
「おかしい、サイトが崩れてる」
「WordPress自体のバージョンアップでプラグインがおかしくなってるんだ」
WordPressはオープンソースのソフトウェアですから、絶えずバージョンバップが行われます。同じく機能を拡張できるプラグインも無償で提供されている分、いつどうやって更新されるかわからず、全体の同期がうまくできなくなっていきました。
ハッキングは増えていき
「WordPressは管理画面のURLパスが決まってるから、グローバルで狙われるらしいよ」
「パスワードをランダムハッキングできるし、人数が多いとチェックが厳しいかも」
さらにこの10年で世界のハッキング被害は激増しました。特に世界的に知られているソフトであるほど標的になりやすく、年々セキュリティ上の懸念が膨れていきました。
Mogic独自のメディア管理システムへ
そうして13年間も利用したWordPressはアップデートできないほど使い込まれていて負の遺産をクリアできないということになり、一からMogic独自のメディア管理システムを立ち上げることになりました。
エンジニアがメインの仕事の合間に1ヶ月ほどで作ってくれて、つい先日すべてのサイトをWordPressから新メディア管理システムに移管することができました。
セキュリティの関係であまり詳しくは書けないのですが、13年のWordPress運用があったからこそどういう機能が必要で、どこを改善すべきかは明確でした。
一番のポイントはできるだけエンジニアに頼らず、自在にサイトを作れること。デザイナーやディレクターでも関数もおまじないを書けば、複雑な処理を組み込むことが可能になっています。問い合わせフォームも3分あれば、一つを作ることが可能になりました。
これからさらに改善を重ねて、自社のサイトをバージョンアップしていきたいと思っています。