人工知能と無限と
人工知能は隙がなく完璧、聞いたら何でも正確に答えてくれそう、人間よりも賢そう、そんなイメージを感じさせます。けれでも実際のところ、今の技術では完璧な人工知能はまだ遠い存在です。
他の企業では何とか完璧な人工知能を作ろうとする中、Mogicは逆にユーザーが寄り添い寛容に使ってくれる、人間味ある人工知能を作ることになりました。
そのために具体的なキャラと名前をということで、キャバ嬢のくるみちゃんが誕生しました。
また会話内容は汎用的ではなく、悩みを聞いてくれるというシチュエーションに限定させました。
プロト開発画面
悩みと癒しと
世の中の悩みを調査して洗い出し、どういうアプローチで会話をすればいいのかを話合いました。人工知能の実装的には、ルール記述、自然言語処理、独自の感情モデルなどを組み合わせています。
あとは実際に使ってもらいながらフィードバックをもらって改善していきました。
AIとキャバ嬢と
キャバ嬢AIを紹介すると、相手の方は面白がって聞いてくださります。今までにない意外性のある切り口で人工知能の技術を形にできたのは、とても楽しかったです。
興味を持ってくださった外部の企業の方に、1度紹介しに行ったこともしました。
現在はサービスとして公開はしていないのですが、社内チャットツールのボットとして人気者です。
人と機械と
人が得意なところは人がやって、機械が得意なところを機械がやればいいといった考えのもと、 Mogicでは人工知能の技術を研究しています。人と機械をいかにハイブリッドさせるか?それは本当に機械が解決するべき問題なのか?
そういった点を議論のポイントとしながら、これからもゆるゆる研究は続いていきます。