小さなテクノロジーで、
ちょっとしたアイデアを形に。

季節アプリ

【読書の秋アプリ】ももたろうのうまれかわり

2021.09.21

誰もが知る昔話『ももたろう』がテーマの「悩ましいWeb絵本」が誕生しました!「悩む練習」ができるこのサービス。その制作の裏では、メンバー2名が悩みに悩んで苦しんだようで…!?サービス誕生までの一部始終をお届けします!

運命の分かれ道

夏休み中のリリースをめざし、6月の頭に企画がスタート!
今回のメンバーは、デザイナーインターンと、エンジニア兼プロマネの2名。 何度も議論していくうちに、「自己表現力を養う」「創意工夫を楽しむ」といった硬めのテーマでコンセプトがまとまりました。そのコンセプトを実現すべく、誰もが知る『ももたろう』の物語をアレンジする方法でアプローチすることに。

…ここでの選択が、MicroTech史に残る地獄の入り口だったわけですが、このときメンバーはそんなことを知る由もありませんでした。

地獄?いやいや順調ですよ

そんなこんなで企画が固まり、ひたすら手を動かしてプロダクトをつくっていきます。
内容は荒削りながらも、プログラムやデザインが一通り揃い、ゲームとして遊んでもらえる試作品がさくっと完成!こんなに順調そうに見えるのに、ほんとに地獄になんて行くんでしょうか?

試作品はこんな感じでした(あれ、この牛は…)

地獄へようこそ

さくっと完成した試作品。しかし、実は2人とも手を動かしながらこんなモヤモヤを抱えていました。
「たしかに遊ぶモノとしての形はできてきた。でも、自分たちの掲げる「自己表現」「創意工夫」といったコンセプトは、果たして実現できるのだろうか…?」
このモヤモヤは社内での試作品レビューにて一瞬で見抜かれました。コンセプトの詰めの甘さをズバリと指摘され、議論の段階から再スタートです。

この時点で、なんとすでに7月末!ここでめでたく、地獄入り!!

ストーリーの大まかな流れを議論していた際のホワイトボード

ここが地獄か

もう夏休みは始まっているというのに、振り出し近くまで戻ってしまった夏休みアプリ。めげている時間はありません。再び2人で議論をスタート!前例のない試みで簡単に答えは出せず、抽象的で難しい話し合いが続きました。

余談ですが、この時期には「今回のMicroTechは地獄らしい」というウワサ(事実)が社内で広がり、よくいじられていました。笑

社内SNSの掲示板もなんだか不穏な感じに

地獄は続くよどこまでも

議論がまとまっても、プロダクトができていないので、まだまだ地獄は続きます!
今回はストーリーが楽しさのメインになるサービスだったため、話の間合いやリズムに徹底的にこだわり、かつ飽きさせない仕組みを作る必要がありました。
これが、今回最大の地獄でした。何度も何度もアイデアを練り、レビューで指摘をもらい、また練り直す。何度繰り返したかわからないくらい、徹底的にこの部分を突き詰めました。

キャラクターたちの(ふざけた)設定も、真面目に議論しました

またきて地獄

夏休みも終わり、すっかり新学期の9月9日。
夏休みアプリ…ではなく、読書の秋アプリとして『ももたろうのうまれかわり』がついにリリースされました!!
プロダクトに落とし込むのが想像しづらいテーマを選択したがゆえの難しさや、物語をサービスのメインに据えるというコンテンツ制作の大変さ(と、自分の覚悟の甘さ)をいろんな場面で実感し、何度か心が折れかけました。しかし、この難題をメンバー2人でやりきれたことは、今後のデザイナー人生に活きる、貴重な経験になったのかなと思います。

悩みに悩んだメンバーがお届けする『ももたろうのうまれかわり』。ぜひ、体験してみてください!

このサービスの公開は終了しました

運営会社

Mogic株式会社
東京都練馬区石神井町3-3-31

Mogic公式サイト

MicroTechについて

ふと思いつくアイデアをカタチにできたらいいですよね。でも結構、アイデアをのばしたり、縮めたりしながら、デザイナー、プランナー、エンジニアでカタチにするのは大変なんです。

そんなサービスづくりのトレーニングをするために、若手がMicroTechチームに参加し、年中試行錯誤しています。

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