運命の分かれ道
夏休み中のリリースをめざし、6月の頭に企画がスタート!
今回のメンバーは、デザイナーインターンと、エンジニア兼プロマネの2名。 何度も議論していくうちに、「自己表現力を養う」「創意工夫を楽しむ」といった硬めのテーマでコンセプトがまとまりました。そのコンセプトを実現すべく、誰もが知る『ももたろう』の物語をアレンジする方法でアプローチすることに。
…ここでの選択が、MicroTech史に残る地獄の入り口だったわけですが、このときメンバーはそんなことを知る由もありませんでした。
地獄?いやいや順調ですよ
そんなこんなで企画が固まり、ひたすら手を動かしてプロダクトをつくっていきます。
内容は荒削りながらも、プログラムやデザインが一通り揃い、ゲームとして遊んでもらえる試作品がさくっと完成!こんなに順調そうに見えるのに、ほんとに地獄になんて行くんでしょうか?
地獄へようこそ
さくっと完成した試作品。しかし、実は2人とも手を動かしながらこんなモヤモヤを抱えていました。
「たしかに遊ぶモノとしての形はできてきた。でも、自分たちの掲げる「自己表現」「創意工夫」といったコンセプトは、果たして実現できるのだろうか…?」
このモヤモヤは社内での試作品レビューにて一瞬で見抜かれました。コンセプトの詰めの甘さをズバリと指摘され、議論の段階から再スタートです。
この時点で、なんとすでに7月末!ここでめでたく、地獄入り!!
ここが地獄か
もう夏休みは始まっているというのに、振り出し近くまで戻ってしまった夏休みアプリ。めげている時間はありません。再び2人で議論をスタート!前例のない試みで簡単に答えは出せず、抽象的で難しい話し合いが続きました。
余談ですが、この時期には「今回のMicroTechは地獄らしい」というウワサ(事実)が社内で広がり、よくいじられていました。笑
地獄は続くよどこまでも
議論がまとまっても、プロダクトができていないので、まだまだ地獄は続きます!
今回はストーリーが楽しさのメインになるサービスだったため、話の間合いやリズムに徹底的にこだわり、かつ飽きさせない仕組みを作る必要がありました。
これが、今回最大の地獄でした。何度も何度もアイデアを練り、レビューで指摘をもらい、また練り直す。何度繰り返したかわからないくらい、徹底的にこの部分を突き詰めました。
またきて地獄
夏休みも終わり、すっかり新学期の9月9日。
夏休みアプリ…ではなく、読書の秋アプリとして『ももたろうのうまれかわり』がついにリリースされました!!
プロダクトに落とし込むのが想像しづらいテーマを選択したがゆえの難しさや、物語をサービスのメインに据えるというコンテンツ制作の大変さ(と、自分の覚悟の甘さ)をいろんな場面で実感し、何度か心が折れかけました。しかし、この難題をメンバー2人でやりきれたことは、今後のデザイナー人生に活きる、貴重な経験になったのかなと思います。
悩みに悩んだメンバーがお届けする『ももたろうのうまれかわり』。ぜひ、体験してみてください!
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